6次産業化を成功させるために不可欠な販売ノウハウ
近年、参入業者が増加している6次産業ですが、「頑張っていいモノを作っているのに売れない」と悩んでいる方も少なくありません。
ここには「作る技術と売る技術は違う」という大きな問題があるからです。
実際、はりきって流通先の店舗やマルシェなのど店頭に並べて、試食販売をしてみても「思うように売れない」といった現象が起こります。
どれだけ味に自信があっても、無造作に販売して売れるものではないんですね。
ただ、販売未経験者の方でも、ちょっとしたコツを覚えて実践するだけで売上は大きく変わってきます。
ということで、今回は鳥取県農林局様の主催で主に店舗やイベントでの効果的な試食販売・接客販売のポイントをレクチャーさせていただきました。
素人でも差がつく試食販売で売上を上げるノウハウ
接客で販売する場合、売り手はお客様と直接対峙するわけですから、商品の印象以上にその人の印象が大きく影響してきます。
他にも、商品の陳列の仕方(見せ方)やPOPなどの表現の仕方ひとつで大きく印象が変わります。
つまり、商品の良さ以前に、こういったことで有利不利が大きく分かれてくるんですね。
また、試食販売と言っても、誰でも簡単に試食してくれるわけではありません。
人は「試食をしたら買わなければ失礼」といった観念を持っているため、一生懸命勧めても断られたりします。
多くの人に試食に集まってもらうにはちょっとしたコツがあるのです。
このように興味付けするだけでも、注意するポイントが実はたくさんあるんですね。
その上で商品をどう説明して、価値を伝え、ニーズを喚起するか・・・それが問われます。
このセミナーでは、そういった誰でもすぐにできて、大きく差が出るコツをワークショップを交え、盛りだくさんに煮詰めこんでお伝えさせていただきました。
生産者の思い入れと消費者の購買欲求ポイントの違いを知る
ほとんどの6次産業の参入者の方は作る技術に関してはプロです。
ですが、売る技術となると、そうでないといった方が多数を占めます。
どれだけいいモノを作っても、その価値が伝わらねければ、その商品は売れません。
ネットで売ろうが、流通先のお店で並べて売ろうが、イベントで接客して売ろうが、これは同じです。
生産者はどうしても品質に自信や思い入れがあるため、接客でもその部分を語りたがります。
しかし、それは消費者には意外に響かなかったりするのです。
食品では、今は「美味しい」「安全」「安い」は当たり前の時代になってきています。
そういった表現だけでは、財布の紐が硬い主婦(消費者)の買う気のスイッチを入れることはできません。
ただ、表現の仕方、視点の置き方を覚えれば、成果は簡単に変わります。
しかも、そのヒントは自分の足元に転がっていたりします。(灯台下暗しってやつですね)
作る技術と売る技術は違います。
せっかくの丹精込めて作ったいい商品・・・
努力を無駄に終えないためにも、是非売り方にもこだわりを持って取組んでもらいたいなと思います。
みなさんの今後の成果に期待しています!
一緒に頑張りましょう!!
コメントをお書きください